2023年9月の交流会ご報告

 

<顔が見える講演会はやっぱり大事>

 

〇千葉で内田良子さんの講演会開催

〇対面での表情をみながらの講演会の意義を痛感する。

小学校でのタブレット配布はどうなのか
タブレット配布して、不登校の子供もオンラインで管理される傾向が強まっているのでは。
(生活の乱れをただすなどに利用する地域もある。)

学校現場、教師に子どもの人権の意識希薄なのはどうなのか
 ○小学校の教師向け子どもの人権研修会での例。
・不登校には学校に戻すことしか考え及ばなかったと教師の声。
・子どもの休む権利への理解は学校現場にはまだ広がらない現実。
・私たちの思いが学校に伝わっていなかった、伝えていかないとならないと感じる。
不登新聞社・不登校選手権について
〇NHKや報道ステーションで特集していて、注目されていた
〇当事者の事情を中心に報道していて、不登校の原因の根本としての学校問題には触れない。
当事者の思い(自分たちがなぜ義務教育を受けられなくなったのか。学校にある問題は何かなど)
そこを不登校新聞が扱ってほしい。

〇不登校していても大丈夫だというメッセージ発信に力点を置いているように感じる。学校に行っていないこと
を売りにするのは違う気がする。

不登校選手権の投稿内容を二次利用する権利を不登校新聞社が有するという点に問題はないのか共有しました。
投稿本人が自分の投稿した映像をネット上から削除したい時もくるのでは?未成年なら親の許可をとるべきなのではないか?)
〇不登校新聞社の現行と方向性について感想、意見交換。
有料サービス提供が増加。
・不登校しても安心を保護者に売る?ノウハウの提供など。
・不登校を生む学校の在り方問題点を掘り下げるなどが少ない。
フリースクールやオンラインで学習できる場所や会社の紹介やノウハウを伝えることばかりになっている気がする。
 「学校休んだ方がいいよチェックリスト」がNHKでも紹介されていたけれど、の提供や相談先はまず心療内科など医療になっている。
親の会の情報も大切にしたいものだ(保護者向けのアドバイス)。
・チェックリストは、子ども本人の気持ちより親の安心に添うようなチェックリストに見えるので、
親が子どものつらさに向かい合い理解しようということにつなげられるのかな?
自分で考えることが一番大事ということが抜けているのでは?

ログハウスシューレ 性加害事件について
〇不登校新聞社はログハウスシューレの件はについては報じられないままなのか。
こちらから 数回 問い合わせはしたけれどを書けるようになることを祈るのみ
特別支援学級について
〇特別支援学級はインクルーシブ教育になっておらず、かえって差別を広げることになると思える。
・行政の意識が次のようになってるのでは⁉️(特別支援学級に入学する子どもは他の子の10倍も費用が掛かっている。
だからがんばれなどの声かけが実際にあったという事例も。)
・不登校についても同様だが(休む権利を知らない学校関係者)子どもの人権という意識の希薄さが通底にある。
子ども基本法について
〇こども基本法では子どもには意見表明権があるとされている
〇文科省ではこどもの権利はこれを制限するとなっている
〇児童生徒の権利は学校内では守られないのではないか?整合性がないのでは。

夏休み終盤になると見られる「学校休んでいいよ」報道について
〇夏休みの終盤だけ報道が増えて、学校休んでもいいとか命が大事と報道される
〇 学校の問題を追及することがされていないことが問題
〇どうしてこうなったのか?学校に問題があるという声を上げ続けたい 
○つらいときには悩まないで電話してという報道。しかし電話相談を受ける現場は、具体的な支援に結びつける難しさを自覚しているという
・その先の支援がどうあればいいのか?
不登校だけでなく虐待等でおいつめられる子どもたち
◯不登校できないつらさを抱えるケースも多い。(虐待、貧困など家族家庭内の問題で逃げ場がないなど)
◯学校が人権を守ってくれる場所になって欲しい。ただ教師も人権を守られていない現状だけに、
変革するためには様々な検討や考慮がされる必要あり。しかし学校が変れば助かる命もあると思う。
○学校だけでない社会のなかの公共の複数のセーフティネット(無料ないしは低価格で利用できる)が存在するといいのになあ。
(図書館、公民館、などなど)
☆このように不登校から始まりますが、前回も様々な子どもにまつわる社会問題について話し合われました。